camera hack blog

デジタルカメラを使いこなすコツのあれこれを紹介

調理する様子を真上から撮影するための機材

   

最近流行りのレシピ動画。真上から調理する様子を撮影するあれですが、自分も撮ってみたいと考える方も多いようです。というわけで、実際にどんな風に撮っているのか調べてみました。

クラシルの場合

「クラシル 撮影」で画像検索して出て来るのを見ると、ライトスタンドを2つ、その間にコの字状のアングル(チャンネル)のようなものを渡して、そこに3way雲台を取り付けています。
物撮りとは違い、カメラの下に人間がいるので万が一、落下があると危ないのでこのように2本のスタンドを使い安定するようにしているのかもしれません。もちろん物撮りもお仕事なら被写体を壊す可能性は避けるべきですが。
この真ん中の棒ですが、最初は動画用のスライダーかと思いましたが、どうやら違うようです。コの字状のアングルから作ったオーダーメイドでしょうか?
ちなみに照明はパネルタイプのLEDにトレーシングペーパーでディフューズ、45度くらいの角度から左右に2つ、という基本的なもの。

DELISH KITCHENの場合

「DELISH KITCHEN 撮影」で画像検索していみると、こちらはライトスタンドにブームを組み合わせています。こちらはスタンドを1つだけ使っています。恐らくカメラが軽量な(マニアックな)XC10を使っているため、スタンドを2つ使わなくても大丈夫ということなんでしょう。XC10はキヤノンのデジカメで動画向きでドローンへの搭載なども考慮したもので、こういった用途にはピッタリでしょう。
XC10をモニターにつなぎ、調理する方が見えるようにしています。こちらでは、調理する方が箸上げなどの撮影もするそうで、それ用のカメラは普通の三脚に3way雲台を使っています。カメラを動かさないので動画用雲台よりも3way雲台の方が使い勝手がよいからでしょう。

テイスティは検索してもわかりませんでしたが、似たようなものかと思われます。

ちなみに、私が平面複写をするために俯瞰撮影を行う時はマンフロットのアクセサリーアームというのを利用しています。棒の両端にネジが飛び出しているので雲台やカメラを取り付けることが出来ます。クランプ式の雲台を2つ取り付けて、いわゆる鉄っちゃん棒のように使うことも可能です。この棒を雲台を外した三脚に取り付けて、先にカメラ、カメラの反対側には重りをぶら下げて転ばないようにして使います。
スリックのスライディングアームという商品、ベルボンにも似たような商品があります。

Manfrotto アクセサリーアーム 131DB
マンフロット
売り上げランキング: 209,748

家でやるなら

家庭でやるならDELISH KITCHENのようなライトスタンド1つとブームが場所をとらないので、いいかと思います。その場合、一眼レフなどの重いカメラではなくデジカメやミラーレス、スマホなど軽いカメラで撮影するのがいいでしょう。小さいカメラでも光をしっかりと当てれば綺麗に写るのでLEDの照明を用意すれば大丈夫です。

例えばマンフロットのコンビブームスタンドとスマホ用クランプを組み合わせなんかがいいかと思います。
しっかりとした三脚をお持ちであれば、アクセサリーアームもいいと思いますが、あまり安い三脚だと安定しないので誰にでもオススメ、とは言い難いかなぁと。
もっと簡単に!という場合は自撮り棒でも出来そうです。マンフロットのクランプを三脚に固定し自撮り棒をクランプで挟む。マンフロットのスーパークランプみたいな安いものもありますが、三脚のネジが痛むので安いのは避けた方がいいです。

Manfrotto アクセサリー スーパークランプ 035
マンフロット
売り上げランキング: 14,912

真上からの俯瞰撮影はカメラの影が出やすいのでスマホではなくデジカメで撮る場合はズームを使いできるだけカメラを高くして影が映り込まないようにしたり、カメラより下の位置に照明を置くようにします。

DELISH KITCHENではモニターに出力していますが、ここ数年のデジカメならHDMIでテレビに繋ぐことでライブビューと同じものがテレビに表示されるものがあるので(HDMIスルー出力とかHDMIスルーアウトと呼ばれます)、そういったデジカメなら専用のモニターではなく小さいテレビでも代用できます。パナソニックのマイクロフォーサーズの多くが対応していると思います。

とりあえずはブームと照明から揃えるのがいいかと思います。

スポンサーリンク

ツイートツイート
Facebook にシェア
[`yahoo` not found]
[`livedoor` not found]

 - アクセサリー, 撮影テクニック

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
基本から学ぶ手振れ防止テクニック 基礎編

せっかくの写真を台無しにしてしまう失敗といえば、手ぶれです。 最近のカメラは手ぶ …

保護フィルターは必要?悪影響がある?

大型店などでカメラを初めて買う方はカメラの他に便利グッズを勧められることが多いと …

no image
ミラーレスのオーバーヒートを防ぐには

真夏にミラーレスで撮影しているとオーバーヒートの警告が出たり、一眼レフでも動画撮 …

GODOXのAD200と600の中間、AD400を発表

GodoxがAD400Proを発表しました。 GODOX 400WS AD400 …

no image
中国製の格安ストロボは似ているようで値段により中身が違うらしい

LumoPro LP180R、Shanny SN600SC、Yongnuo YN …

設定を変えてボケ方を再現できるサイトが便利!

ボケ方と被写界深度を再現するサイトが便利です。 Bokeh simulator …

クリップオンストロボで背景を作るキット

撮影の際、プロジェクターを使って背景を演出するなんてテクニックがあるそうです。 …

ソフトケースにもなるバウンスアダプターが発売

クリップオンストロボ用ソフトケースをバウンスアダプターにしてしまう、アイデア商品 …

Yongnuoのクリップオンストロボ、YN560シリーズの違い

格安のクリップオンストロボとして、多灯撮影の入門として人気があるYN560シリー …

SW320
BenQがHDR対応4kディスプレイを発表

BenQがHDR対応の4kディスプレイ、 SW320を発表しました。AdobeR …