ミラーレスのオーバーヒートを防ぐには
真夏にミラーレスで撮影しているとオーバーヒートの警告が出たり、一眼レフでも動画撮影をしているとオーバーヒートしてしまいます。そこで、オーバーヒートの対策をいくつか紹介します。
日傘やタオルで日差しを避ける
最も単純で効果も実感しやすい方法が直射日光を避けること。そのためには日傘などを使いカメラが日陰に入るようにしたり、カメラをタオルなどにくるむだけでもだいぶ違います。
炎天下の中で使っていると、ミラーレスは本当に熱くなりますが、日に当たらないようにするだけで随分と違います。保冷剤をタオルに巻いてカメラに当てるというのもありますが、カメラ内部で結露する可能性もあるのでオススメ出来ません。
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より速いメモリーカードの使用
α9のオーバーヒートでも話題になりましたがメモリーカードへの書き込み速度が速くなるとオーバーヒートしにくくなります。メモリーカードへの書き込みが遅くなると、その分カメラ内で処理が滞るので発熱しやすくなるからです。動画撮影では一般的なオーバーヒート対策ですが、一眼レフでの動画撮影やミラーレスでも連写を使う方が増えていますのでメモリーカードの見直しは必須です。
SDカードの場合、ボディがUHS-IIに対応しているのであればこれを使うと多少はオーバーヒートまでの時間が長くなるはずです。
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外部バッテリーを使用する
熱源の一つであるバッテリーをボディから離すことが出来る外部バッテリーはオーバーヒート対策の一つです。ただ、ほとんどのデジカメは外部バッテリーには非対応です。タイムラプス撮影を行う方の中には大型のモバイルバッテリーの電圧を調整して使えるようにしている方もいますが、十分に電気関係に詳しくないと危険です。
バッテリーグリップを使うことで多少はバッテリーの位置を、もう一つの熱源である撮像素子から遠ざけることが出来るので、バッテリーグリップを試すのもいいかもしれません。
また、バリアングルモニターなどモニターをボディから離すことができる場合は、モニターの収納部分にノートパソコン用の冷却パットを取り付ける方法もあります。その場合は取り外ししやすいように工夫が必要ですが(養生テープでベタッと貼るだけでも)効果はあります。
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ボディを交換する
残念ながら根源的なオーバーヒート対策は現状では難しく、炎天下では複数のボディを使い分けるほかありません。
一度オーバーヒートになると、冷えるまでだいぶ時間がかかるので撮影内容によっては別のカメラを用意せざるを得ません。
私の印象ではオーバーヒートしやすいのはソニーで、逆になりにくいのはパナソニックです。センサーのサイズやボディのサイズなどによって変わると思いますが、オーバーヒートに関してはメーカーの差がちょっと大きいような気がします。
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