エプソンが超大容量インクジェットプリンターをアメリカで発表
エプソンがEcoTankというシステムを搭載したプリンターを北米で発表しました。
EcoTank Supertank Printers
これまでにも東南アジアなどでは大容量インクカートリッジを採用したプリンターを販売していましたが、アメリカで発表されたEcoTankはインクのリフィルという仕組みです。
ET-2500、ET-2550というモデルの場合、インクの容量はこれまでのカートリッジ20個分、カラーなら6500枚の印刷が可能ということなので、かなりの大容量です。
日本や欧米ではプリンター本体を安く販売しインクカートリッジで稼ぐ、というビジネスモデルでしたが、その戦略を一気に方向転換する商品になります。
キヤノンの最も安いインクジェットプリンターはインクを買い足すよりも本体を買い換えた方が安上がりです。
例えば、4色インクのPIXUS IP2700は記事を書いている時点では3000円です。
さすがに、ここまで安くなるとインクジェットプリンターの事業は破綻しかけているのかもしれません。
今回発表されたET-2550の本体が400ドル、インクがCMYKの4色でそれぞれ13ドルとなっているので、ランニングコストはかなり安くなりそうです。
ただ、気になるのはヘッドがどうなるのか?という点。インクジェットプリンターの弱点は長い時間使わないでいると、ヘッドが乾いてかすれるということです。
月に何度か使っていれば問題ないと思われますが、数ヶ月に一度まとめて印刷する、というような使い方でも問題ないのか、ヘッドに問題が出た時に簡単に交換できるのかどうかきになります。
他には長く使っていると廃インクトレイが溜り、メーカー送りになるのですが、それはどうなっているのか。
日本での発売はあるのか、発表するとしたら年賀状の季節にあわせて10月くらいからでしょうか。
ランニングコストを気にせずに、どんどん写真をプリントしたら楽しいと思うので是非日本でも出して欲しい。
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