Godoxのクリップオンストロボの種類とその違い
2016/07/29
Godoxのクリップオンストロボ
V850、V860シリーズ
V850、V860シリーズは専用のリチウムイオンバッテリーを採用していることが最大の特長。単3の12本分に相当するバッテリーで、同等のクリップオンストロボなら3セット分を交換せずに使用が可能。当初、専用バッテリーに問題が多発したものの、現在では落ち着いている模様。
V850
マニュアル発光、スレーブ発光のみのシンプルなモデル。
V860
TTL対応モデル。キヤノンのE-TTL、ニコンのi-TTLに対応したモデルV860-CとV860-Nがある。FT-16Sというラジオスレーブが使えるのですが、2.4GHzではなく433MHzというアマチュア無線向けの周波数なので、このラジオスレーブは使わない方がいいです。
V850II
V850が2.4GHzのラジオスレーブを内蔵しX1に対応したバージョン。マスター、スレーブのどちらにも使える。
V860II
TTL対応のV860が2.4GHzのラジオスレーブを内蔵しX1に対応したバージョン。マスター、スレーブのどちらにも使える。
Vシリーズのバッテリー、刻印の違いとメーカー
V850、V860専用リチウムイオンバッテリーは不良品が多いといわれます。出始めの頃は半分程度が不良品ではないかと言われるくらいに、不良品が出回っていました。現在ではそれも落ち着いているようです。初期の頃と現在のものとでは中身が違うとも、製造メーカーが違うともいわれていますが、刻印の有無である程度の見分けが可能です。
「・」刻印入り、「IES」刻印入り、「GREPOW」刻印入り、刻印なしが確認されていて、刻印なしは問題のものが多く、「IES」の刻印と「GREPOW」の刻印が入ったものは問題がないようです。また2015年中頃から出ているものは問題がないようです。
「・」の刻印入りは数が少なく、恐らく不良問題初期の選別品ではないかと思われます。「IES」と「GREPOW」の刻印は不良問題後の対応品と思われます。
とは言え、廉価なリチウムイオンバッテリーはある程度の不良が混ざるのは避けがたいので、購入の際は初期不良の交換が可能なお店を選ぶのがいいかもしれません。
TTシリーズ
TT560
照射角が固定。マニュアル発光のみでTTLには非対応。ラジオスレーブは非搭載。
TT660
照射角の変更が可能という点以外はTT560と同じ。マニュアル発光のみでTTLには非対応。ラジオスレーブは非搭載。
TT600
マニュアル発光のみでTTLには非対応。2.4GHzのラジオスレーブを内蔵しX1に対応。
TT680
TTL対応。キヤノンのE-TTL、ニコンのi-TTLに対応したモデルTT680-CとTT680-Nがある。
TT685
TTL対応、2.4GHzのラジオスレーブを内蔵しX1に対応。キヤノンのE-TTL、ニコンのi-TTLに対応したモデルTT685-CとTT685-Nがある。
単3電池を使用。
おすすめは?
オススメはV860IIとTT685です。1回の撮影でエネループを交換する場合はV860IIを、交換しない場合はTT685。 V860IIは専用バッテリーに不安が残るのでTT685の方が安パイといえます。
ちなみに、ラジオスレーブのX1については技適取得したものがケンコー・トキナーから販売されています。
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