赤外カラーフィルムAerochromeを再現したフィルター
KOLARI VISIONというところがコダックのAerochromeを再現したフィルターを開発したそうです。
https://kolarivision.com/product/kolari-vision-ir-chrome-lens-filter/
ブログに詳細が書かれています。
https://kolarivision.com/the-irchrome-infrared-photography-filter-our-digital-version-of-kodak-aerochrome/
Aerochromeというのは赤外フィルムの一つで、可視光領域も感光する赤外カラーリバーサルフィルムだそうです。私は存在すら知りませんでした。
Aerochromeという名前の通り、航空写真用のもので、35mm(135)は作られていないことから、切って手巻きにしたものが販売されたようです。確かにフィルムにはHand-Rolledと書かれています。
https://www.lomography.jp/magazine/115397-making-the-most-of-kodak-aerochrome
可視光にも感光するため、赤外カメラで撮影したカラースワッピングとも違うものになるようです。
後処理に頼らずにAerochromeを再現するフィルターの開発は長く時間がかかったようです。
最終的なプロトタイプは、10年以上前に生産終了したAerochromeを手に入れて比較してあり、ブログに掲載されていますが、確かにそっくりです。
赤外領域も感光する必要があることから、このフィルターを使っても通常のデジカメではこのようになりません。
赤外カットフィルターを取り除く加工をするか、ライカのM8のような赤外カットフィルターを使用しないカメラを使う必要があります。
赤外カットフィルターを取り除くとバックフォーカスが変わるのですが、ミラーレスにマウントアダプターの組み合わせだと対応しやすく、ライブビューなのでピント合わせもやりやすいので、安いミラーレスを買って自分で改造するのもいいかと思います。
無改造だと、CMOSではなくCCDのデジカメにNDフィルターとこのフィルターを組み合わせても上手く撮れるかもしれません。CCDは赤外感度が高いので赤外被り
スポンサーリンク
関連記事
-
コダックの映画用フィルムを使ったブローニーが発売
CineStill 50Dというブローニーがプレオーダーを受け付けています。1本 …
-
50mm f/0.95で10万円以下の中華レンズ発表
MitakonがSpeedmaster 50mm f0.95 IIIというレンズ …
-
Dxo Markの測定結果ではD750の高感度はD810より上
Dxo MarkがD750の測定結果を公表しました。 Nikon D750 Se …
-
ティザーのヤシカはフィルム状のものを入れ替えて画像処理を変更するトイデジ
ティザーを行っていたヤシカの新しいカメラの詳細がKickstarterで明らかに …
-
写真・カメラ好きへのプレゼントをご提案!
クリスマスが近づきプレゼントを贈る機会が増える季節になりました。そこで、写真好き …
-
グローバルシャッターを採用した謎のMマウントカメラが発売
PixiiというMマウント互換のカメラが発表されました。開発していることは以前か …
-
数式を撮影すると計算してくれるアプリが登場予定
スマホで数式を撮影すると、即座に回答を表示するアプリ、PhotoMathのプレビ …
-
もしも10万円を使うなら
やはりレンズから まずはレンズでしょう、やっぱり。以前から狙っていたレンズに手を …
-
アメリカンイーグルが下着を着用した画像にPhotoshopを使うことを止めてしまった
日本にも展開しているアメリカンイーグルというファストファッションブランドが下着を …
-
中国から85mm F1.2という魅力的なスペックのレンズが誕生
ミタコンが 85mm f/1.2 というレンズを発表しました。 Mitakon …
- PREV
- 新しいInsta360 ONE Xは空を飛ぶ
- NEXT
- ロモグラフィーが新しい広角レンズを開発