カメラが2つ付いて被写界深度を変更できるスマホ、honor6 Plusが発表
ファーウェイが800万画素のカメラが2つ付いたスマホを発表しました。
”honor6 Plus”という名前で、発表会の様子を見るとiPhone 6 Plusを意識しているようです。
HUAWEI honor6 Plus インプレ。デュアルレンズでお手軽一眼風写真、『格安スマホ』離れした使用感
Huawei、デュアルカメラ搭載のSIMフリースマホ「honor6 Plus」を国内展開
注目はカメラを2つ使った”デュアルレンズ”です。レンズが2つあるようなネーミングですが、撮像素子も2つ使ったカメラが2つ横にならんだタイプです。
2つ並んだカメラ”デュアルレンズ”を使うことで、撮影後に被写界深度を変更するというような事が出来るとのこと。
撮影後にF0.95からF16相当の被写界深度にすることが可能とのことですが、F値だけでは被写界深度を示す情報にならないのでイマイチわかりませんが、被写界深度を大きく変更出来るというくらいの意味でしょう。
撮影後に被写界深度を変更する技術はライトフィールドカメラと呼ばれ、マクロレンズアレイとカメラアレイの2種類がありますが、今回の”honor6 Plus”はカメラアレイタイプです。
スマホの画質を劇的に変化させるかもしれないカメラアレイ、マイクロレンズアレイとは
2つのカメラの使い道はそれだけでなく、AFの高速化や2つの写真を合成することで感度の向上などを図るようです。
カメラを2つ使ってAFを高速化するというのは、リコーのGRD4で使われたパッシブAFに近いものと思われます。
(リコーはパッシブセンサーを積極的に利用していましたが、GRD4ではパッシブセンサーが無かったため写真も撮れる撮像素子を2つ利用したそうです)
デジカメ界では廃れた技術でもアイデア次第では面白いものが作れると考えると、デジカメメーカーも頑張ってもらわないといけませんね。
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