camera hack blog

デジタルカメラを使いこなすコツのあれこれを紹介

桜の撮影は枝に注意してみると上手くいく

   

桜の写真って案外難しいものです。
実際にその場で見た時はもっと花が沢山あったような気がするのに、写真を見ると花がまばらに見える、なんて事があると思います。
そのギャップ、印象の違いが難しく感じる理由です。
では、なぜ桜は実際に見た時と写真とで印象が違うのでしょうか。
R5058124
原因の一つは桜の木の枝です。
桜の枝は写真で言うところの「うるさい」状態なんです。枝が目立ってしまい、桜の花を分断してしまい、花が散漫に見えてしまう。
したがって、花だけではなく「枝」に注目して撮ってみましょう。

寄って花だけ撮る

桜の花に寄ってみる
定番の方法です。寄って花だけを切り取る作戦です。この時、逆光になるように撮ると花びら透けて綺麗になります。

少し離れて撮ってみる

少し離れて
少し離れることで、細い枝はそれほど気にならなくなります。定番のお花見スポットなどでは難しいかもしれませんが、人が入ることで賑やかな感じも出ます。

枝を取り入れた構図にする

枝を意識した構図
枝を邪魔なものとして見ないで、枝を構図に必要なものと捉えれば見えてないなかった構図が思い浮かぶかもしれません。

思い切って幹を主体にする

幹を主体とした構図
桜というと花に注目してしまいがちですが、幹も独特なものがあります。特に古い染吉野は複雑な形をしたものが多く、注意して見てみると面白いものが見つかるでしょう。

モノクロにしてみる

モノクロにしてみる
桜をモノクロで撮影すると、花は白に近いグレーになります。枝は黒くなるので、コントラストがハッキリとします。
シルエットが強調されるので、場合によっては枝がかえって目立つことになりますが、かえって枝を意識した撮影できるでしょう。

というわけで、
寄ってみる、離れてみる、枝を意識した構図、幹を取り入れた構図、モノクロ
この5つのパターンを紹介しました。
このパターンに限らず、枝を意識して外す・取り入れることで「思っていたのとは違う」桜写真から抜け出す一助となればと思います。

桜

posted with amazlet at 14.03.26
蜷川 実花
河出書房新社
売り上げランキング: 138,700

スポンサーリンク

ツイートツイート
Facebook にシェア
[`yahoo` not found]
[`livedoor` not found]

 - 撮影テクニック

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
フォトコンテストで写真の加工はどこまでが許されるのか、どんな加工は許されないのか

2013年の大賞「ガザの葬列」でも加工が話題になりました。 世界報道写真の大賞受 …

イルミネーション撮影
劇的に変わる?イルミネーションを撮る時の3つのポイント

  何か物足りないイルミネーションの写真? クリスマスが近くなりイルミ …

no image
雪を綺麗に撮るテクニックは2つだけ

記録的なドカ雪で大変なことになっています。 雪国育ちなのでドカ雪は何度も経験があ …

no image
逃げる前に撮る!野良猫撮影5つのテクニック

街で見かけた猫を撮ろう!と思ったらスタスタと行ってしまうということはよくあります …

9ヶ月かけて花が咲く様子を撮影したタイムプラス動画が美しい

11種類の花が咲く様子を9ヶ月かけて、5万枚も撮影したというのが、このタイムプラ …

ストロボをカメラから離して使うメリット

ストロボはピカっと一瞬だけ強く光ることで被写体を明るく照らし、夜のような暗い状況 …

no image
基本から学ぶ手振れ防止テクニック 続編

写真の基本は手ぶれを無くすこと!というわけで手ぶれを防止するためのテクニックを紹 …

0円で自分の写真集を販売できる!売れるフォトブックとは?

キヤノンのフォトブックサービス、PHOTOPRESSOでフォトブックを販売するサ …

MITが映り込みを取り除くアルゴリズムを開発。映り込みを防ぐ方法とは

MITの研究員が映り込みを取り除く新しいアルゴリズムを開発したそうです。 Rem …

自分で撮りたい一本桜まとめ

ウェザーニューズが桜の開花予想を発表しました。 全国の桜開花予想発表 こちらは日 …