意外と人気がある?45mmのレンズまとめ
タムロンが新しいSPシリーズとなる35mmと45mmの単焦点レンズを発表しました。
いずれも手ぶれ補正を内蔵しながらもF1.8明るく、最短撮影距離が短いことが特長となるレンズです。
35mmは一般的な焦点距離ですが、45mmというのは聞きなれません。
45mmを採用した理由としてデジカメwatchには
なお45mmについては、「標準レンズ=50mmというのはあるが、今回は50mmを外してやりたかった。標準として自然な画角に近いということで45mmにした。開発者が45mmが好きだったこともある」(タムロン 商品企画部 部長の佐藤浩司氏)とした。
と書かれています。
というわけで、タムロンの開発者が好きな45mm、マイナーな45mmのレンズについてまとめてみました。
レンズシャッター式レンジファインダー用のレンズ
シャッターにレンズシャッターを採用したレンジファインダーカメラに45mmのレンズを採用したものが沢山あります。
例えば、ミノルタ ハイマチック7、ヤシカ エレクトロ、キヤノン QL、などなど。
レンズは変形ガウスタイプで、F1.7程度と明るくクセのない写りです。
このタイプのカメラに使われたレンズは初期は45mmが多く、後にボディが小型化されレンズは40mmが中心になりました。
40mm化したレンズは後にライツミノルタCL、ミノルタCLE用のM-ロッコール40mm(ズミクロン40mm)に繋がります。
ハードオフのジャンク箱でよく見かけ、簡単な修理で使えるもののあるので、フィルムが数年前はちょっとした人気がありました。
パンケーキレンズ
45mmは一眼レフ用のパンケーキレンズに多い焦点距離です。
最も新しい45mmのパンケーキレンズはニコンのAi-P 45mm f2.8でしょう。FM3Aと同時期に発売され、生産終了後一時期は中古屋でプレミア価格で販売されていました。
45mmのパンケーキレンズのほとんどが3群4枚のテッサー型と呼ばれるレンズ構成です。
テッサーは鷹の目というキャッチコピーで販売されたこともある、とてもシャープなレンズです。
本家のコンタックス用(ヤシカコンタックス用)のパンケーキレンズ、Tessar T* 45mmテッサーも人気があります。
他にはリコーのXR RIKENON 45mm、ミノルタのROKKOR-TD 45mm、ニコンのGN Nikkor 45mm、などがあります。
シグマDP2シリーズ、30mm F2.8 DN | Art
APS-Cの撮像素子に30mmのレンズの組み合わせで換算45mmとなっています。
レンズシャッター式カメラやパンケーキレンズは古いものが中心のため、近年でもっともメジャーな45mmが現行品でもあるこの組み合わせではないでしょうか。
またシグマはミラーレス用に30mmの単焦点レンズを販売しています。Eマウントで使用すると換算45mmとして使うことができます。
シグマのミラーレス用交換レンズ、DNシリーズは安いのによく写ると評判です。
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シグマ 30mm F1.4 DC HSM
シグマは換算45mmが好きなのか、ミラーレス向けだけでなくAPS-Cの一眼レフ用レンズとして30mmの単焦点を販売しています。
ニコンやPENTAXなどに使うことで換算45mmのレンズとして使えます。
タムロンの開発者が好きだという45mmはシグマのレンズ、とは言いにくいと思いますが、タムロンが今回発表したレンズの性質、一眼レフ用の明るい単焦点レンズ、を考えるとこのレンズを愛用していた可能性が高いのかなぁと思います。
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シフトレンズ
ニコンとキヤノンから販売されているシフトレンズの標準域はなぜか45mmです。
PC-E Micro NIKKOR 45mmとTS-E45mmです。
なぜ50mmではなく45mmなのか、謎です。
ちなみにシュナイダーからも同様のレンズが発売されていますが、ラインナップは28mm、50mm、90mmとなっています。こちらは素直?に50mmを採用していて、日本陣営はなぜか45mm。
45mmには何か理由があると思いますが、これまでにその理由を耳にしたことは一度もありません。
まとめ
マイナーな45mmですが、意外とあるものです。
ネットでの反応を見ると、35mmよりも45mmの方が関心が高そうです。
35mmは競合するレンズがある一方で、45mmは競合するレンズがないせいかもしれませんが、50mmよりもちょっとだけ広い45mmの需要というのが思いの外あるのかもしれません。
タムロンの45mmはMTFが素直で写りも期待できそうなので、発売が楽しみです。
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