ティザーのヤシカはフィルム状のものを入れ替えて画像処理を変更するトイデジ
ティザーを行っていたヤシカの新しいカメラの詳細がKickstarterで明らかになりました。
Expect the Unexpected. digiFilm™ Camera by YASHICA
ヤシカエレクトロ35風のデジカメ、ヤシカY35にdigiFilmという画像処理用のエンジン?を入れ替えて使うというもの。
digiFilmがフィルムに相当するので、それを入れ替えないと感度や白黒やアスペクト比を変更できないようです。
要するにデジカメをフィルムカメラのように不便にしたということでしょう。
カメラのスペックが1/3.2インチの1400万画素で、換算35mm f/2.8というレンズの組み合わせ。なぜかシャッタースピードは1s, 1/30s, 1/60s, 1/250s, 1/500sのみ。単3電池2本で駆動するとのこと。
Deluxe Packageというのが328ドル、スペックを考えてもトイカメラ的なものです。1/3.2インチの1400万画素という撮像素子は下手したら最近のスマホを下回るスペックですが、使い方によっては面白いのかもしれません。
ファインダーは光学式ですが、恐らくレンジファインダーではなくて素通しでしょう。撮像素子に対してレンズが大きいような気がします。レデューサーが入っていれば面白いと思いますが、値段を考えてもないでしょう。
正直にいって、これでいいならペンタックスQでいいのでは?という気がしてなりません。ペンタックスQの中古は値上がり傾向ですが、もうちょっとパッケージングが違うものであれば大ヒットしていたのかもしれません。
動画から撮像素子の大きなものを期待されていましたが、やっぱりこんなところか、という感じはあります。ただ、フィルム状のものを使うことでデジカメの便利さを制限するという発想はアナクロニズムでレトロニム的で面白くはあります。
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