写真の著作権は撮った人にありますが、それはサルにもあるのかどうか
2014/09/09
GIGAZINEにこんな記事がありました。
Wikipediaが「写真の著作権はサルにある」としてカメラマンの訴えを却下
Wikipediaに使われている写真の中に、サルがカメラのシャッターを切った写真があり、その写真の著作権はカメラの所有者にあるとカメラマンがWikipediaに訴えたところ、Wikipedia側は写真を撮ったのはサルなのだから、サルに著作権がある、と返答したそうです。
あまり知られていませんが、写真の著作権は基本的に撮った人にあります。
写真に何が写っていようが、撮った人が権利者です。
有名人や著作物を撮った写真に関しても、写真の著作権は撮った人にあります。
有名人や著作物にも肖像権などの権利はありますが、撮った写真に関しては撮った人のもの、というのが基本です。
たとえ盗撮であっても著作権があるためか、盗撮は迷惑防止条例などで取り締まれるだけに留まっています。
(いかように撮影した写真であれ、それが著作物であれば、撮影を罰することは表現の自由を侵害することになりかねません)
で、この撮影者は人間以外にも適用できるのか?というのが今回の争いになります。
サルは自発的に写真を撮ったのか?
自発的に撮ったとしてもサルは人間無しにカメラを持ち得ないのだから、カメラの所有者がいたこそサルは写真を撮ることができたと言えます。
そもそも、写真以外でも人間以外、動物が作ったものに著作権は認められるのか?
Wikipediaと法廷で争うようなので、その後どうなるのか気になります。
スポンサーリンク
ツイート
関連記事
-
-
スマホにかざすと動き出す不思議なプリント
kickstarterでLifePrintとい企画が出資を募っています。 これが …
-
-
サルが撮った写真に著作権を認めない
US Copyright Officeが改訂した“Compendium of U …
-
-
DxO OpticsProがDxO PhotoLabにリニューアル
DxO OpticsProがDxO PhotoLabと名前を変更してリリースされ …
-
-
3Dプリンターでグリップを作る時代
オープンプラットフォームデジタルカメラAIRを使ったプロジェクト、オリンパスが主 …
-
-
ソニーがラジオスレーブを発表
ソニーがラスベガスで開催中のWPPI 2016でラジオスレーブを発表しました。 …
-
-
ソニーが像面位相差AF対応スマホ向け撮像素子を発表
ソニーが像面位相差AF対応スマホ向け撮像素子「IMX230」を発表しました。 業 …
-
-
京セラCONTAXアフターサービスが終了!次にCONTAXを名乗るのは?
先ほど京セラ株式会社より2015年4月末日をもってCONTAX製品のカメラ及びレ …
-
-
世界初のインスタントフィルム二眼レフが間もなく発売開始
フジのインスタントフィルム、チェキを使った二眼レフ、InstantFlex TL …
-
-
CP+の隠れた見どころツイートまとめ
三井公一と荻窪圭がCP+のポイント指南 ショウルームで見られないものに注目すべし …
-
-
Seagateが世界最薄HDDとWiFi付きHDDを発表
Seagateが世界最薄となる外付けHDD、「seven」を発表しました。 名前 …
- PREV
- ライカストア京都のPVがカッコイイ!
- NEXT
- サルが撮った写真に著作権を認めない