モノブロックっぽいスタイルのLED、SL-60を買いました
GodoxのSL-60というLEDを購入したので、ちょっと紹介します。
見た目はモノブロックストロボのような見た目ですが、LED照明です。このシリーズは現在のところSL-60の他にSL-100、SL-200と3種類出ています。
このシリーズで最初に出たのはSL-100です。これは名前の通り100w、次に出たのが200wのSL-200。購入した60wのSL-60は最も新しいものになります。ちなみにSL-60はSL-100やSL-200よりコンパクトになっているようです。
購入した理由はLEDなのに演色性が高く、しかも赤のスペクトルがしっかりとしているから。
演色性については、SL-200が映画撮影用の機材と遜色がないという内容を見かけましたが、最初に出たSL-100の方は演色性はそれほどではなく従来のLED照明と比べても同程度のようです。撮影には演色性が高ければ高いほどいいのですが、SL-200に手を出すほどではなくSL-100が新しくなったらそれを狙おうかなぁと思っていたのですが、SL-100のリニューアル前にSL-60という出力が落ちたものが出ました。さらに、このSL-60はSL-200と遜色ない、つまり映画用の照明とも遜色がない、ということでSL-60に決めました。
このシリーズの特徴はモノブロックストロボのようなスタイル。商品にはリフレクターが付属しますがGodoxのモノブロックストロボなどで採用されるBOWENSマウントになっているので、ソフトボックスやグリッドなどを取り付けることが可能です。モノブロック風のスタイルを採用したメリットの一つ。
よくある薄いLED照明とは違い高発光LEDがどかんと一つあって、周りをヒートシンクとファンで冷やすという構造です。薄いタイプはバッテリーでも動くものが多いですが、こちらは電源はコンセントのみ。その分、光量があり演色性も高いのでしょう。
薄いタイプと違い、使用中はファンが動きますが、それほど大きな音ではありません。ただし、動画の利用では音が気になるかもしれません。背面には電源スイッチ、出力調整用のダイヤルの他に温度表示がありますが、1時間程度の使用では47〜48度くらいで50度を上回ることはありませんでした。もうちょっと熱くなるかなぁと思っていたので、少し意外な気がします。
もっと温度が上がった時にファンの音がどれだけ大きくなるか気になりましたが、今のところそんなに回転数が上がらないのでよくわかりません。
直接被写体に向けると影が強くでるので天井バウンスやレフ板に当てて使っています。リフレクターをビューティーディッシュ(オパライト)に変えたら面白い光になりそうな気がしますが、手持ちにないことと、さすがに光量が足りないような気がします。BOWENSマウントのソフトボックスやアンブレラを使うのがよさそうです。
フォトテクニックだったと思いますが、カメラ雑誌でLED照明について特集が組まれるくらいLEDの利用は注目されているようですが、実際に使っているという話しはあまり聞きません。これまでのLEDは演色性が低く、いかにもLEDを使ったというような感じになりがちでしたが、これを使うと印象が変わります。
撮影用の蛍光灯と較べても色の差は感じられず、同程度の出力であれば蛍光灯よりもLEDを使ったSL-60の方がコンパクト。光の質は蛍光灯の方が柔らかくしやすいので、定常光ライティング機材として蛍光灯を置き換えるというものではないかもしれませんが、工夫次第、使い方次第ではなんとかなるかもしれません。
結構面白い機材ですが、電源がとれる場所でしか使えないので使いみちが限られるので誰にでもというわけではありませんが、検討の価値はあると思います。
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