バリアングルモニタータイプの一眼レフ比較まとめ
2015/04/18
ペンタックスがK-S2を発表したことで、デジタル一眼レフを作っているメーカー3社のバリアングルモニタータイプが出揃いました。
キヤノンの新型kiss X8iと8000D、ニコンのD5500、ペンタックスのK-S2という比較的初心者向けの4台のスペックを比較しました。
ニコンD5500の特長
小型軽量
目立つのはニコンD5500の軽さと、バッテリーの持ち。
ニコンはカーボン繊維を使用した強化プラスチックを用いたボディを採用することで、ライバルと比べ大幅な軽量化を可能にしました。
ミラーレス並、とまではいきませんがデジタル一眼レフらしくない軽さです。
バッテリーが異常に長持ち
またバッテリーの持ちが他の倍くらい長持ちです。
1日の使用なら、どのメーカーを使っても問題ないと思いますが、電源が切れると全く使えないのがデジタル機器ですから安心感があります。
測距点が多い
D5500はAFの測距点が39点で、4機種中もっとも多くなっています。
測距点が多くなると、そのぶんピントを合わせる場所を厳密にすることができます。
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ペンタックスK-S2の特長
上位機種並のファインダーと操作系
ペンタックスのK-S2で目立つのはファインダーとシャッタースピードです。
ペンタックスはファインダーにペンタプリズムというガラスの塊を使うことで、ファインダー倍率が高く、視野率100%を確保しています。
ファインダーのスペックではキヤノンやニコンの上位機種と同程度のものが使われています。
一方で、ペンタプリズムはガラスの塊なので重くなり、ニコンD550gよりも200g、キヤノンよりも100gも重くなっています。
しかし、重いながらもサイズはD5500とほぼ同じとなっていて、かなり小さくなっています。
また、絞りやシャッタースピードをコントロールするダイヤルが他の3機種はダイヤルが1つだけですがK-S2は前後に2つあり、これも上位機種並と言えます。
シャッターがちょっと有利
K-S2のシャッターはこれも上位機種に近いものが使われているようで、最高速度が1/6000秒となっています。
日中に明るいレンズの絞りを開けて撮影する時は1/6000秒が効いてきますが、キットレンズではその恩恵を受ける機会は少ないかもしれません。
唯一の防塵防滴
ペンタックスは防塵防滴使用のカメラが多いのですが、K-S2も防塵防滴仕様となっています。
防塵防滴仕様としては最小サイズということなので、天気の悪い日や環境の厳しいところでの撮影での安心感が違います。
キヤノンkiss X8i、8000Dの特長
特長がないという特徴
こうして比べてみるとキヤノンの2機種は目立つ特徴が無いことが特徴です。
カメラ好きにはよく知られていますが、実はキヤノンは無難なカメラが多いのですが、この2機種も無難なスペックと言えるでしょう。
例えば重量はニコンとペンタックスの間で無難です。
スマホでの操作が便利
特徴がないとはいいつつも、ニコンやペンタックスとの違いはもちろんあります。
その一つが、WiFiを利用したスマホからのカメラの操作です。
WiFiを使うことで、スマホからカメラを操作して撮影などを行うことが出来るのですが、こういった類はニコンやペンタックスと比べるとキヤノンが圧倒的に使いやすく出来ています。
スマホからカメラをコントロールして撮影するケースは少ないかもしれませんが、ニコンやペンタックスにはない利点です。
8000Dの肩の液晶
8000Dには肩の部分に小さい液晶が付いています。
ここにシャッタースピードや絞りなどを表示するのですが、あると非常に便利です。
これは上位機種には必ず付いているものですが、初心者向けのものには大抵付いていません。上位機種向けの装備とはいえ、初心者の方であっても操作が難しくなるわけではないので、便利に使えると思います。
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まとめ
日常的に使うならD5500
ニコンD5500はとにかく軽さと長持ちするバッテリーが特長です。
軽いカメラの方が普段から持ち歩くには便利ですので、普段から持ち歩いてい使いたいという方にはサイズも小さいしピッタリだと思います。
K-S2は上位機種の代わりに
ペンタックスのK-S2はファインダーや操作系など上位機種と並ぶ性能であり、本格的に使う方や、これからしっかりと写真を勉強したい!という方に向いています。
防塵防滴仕様なので、山登りなどアウトドアでの撮影を中心に考えているならK-S2一択でしょう。
キヤノンはなんでも
キヤノンの魅力の一つはユーザーの多さです。使っている人が多いということは、わからない事があれば教えてくれる人が多いということでもあります。
目立つ特長のないカメラではありますが、性能が悪いわけではないので選んで失敗が少ないと言えるでしょう。
私のオススメは
ニコンのD5500です。軽くてバッテリーの持ちがいい、というのは日常的に使うなら有利です。
気軽に持ち歩いて、バシャバシャ沢山撮るのが上達の近道だと考えていますが、それが出来るのが最も軽いD5500です。
重さが気にならなければ、基本性能で上位機種に迫るK-S2も魅力的です。
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