花火の撮り方、チェックリスト6項目
2014/07/30
1,三脚を使う
花火の撮影は三脚が必須です。
三脚を使用する理由はシャッタースピードが長いこと、撮影後に合成が出来ること、などが挙げられます。
三脚を使う場合は手ぶれ補正機能をオフにしましょう。
2,バルブ撮影かマニュアル撮影で
花火の撮影は感度と絞りを固定し、シャッタースピードを調整して撮ります。
その時使いやすいモードがバルブ撮影かマニュアル撮影です。
どちらを使うかは好みですが、マニュアル撮影の方が簡単で、バルブ撮影は撮り方をより工夫する時に使う傾向があります。
3,ホワイトバランスは白熱灯
写真を撮ってみると花火は実に様々な色を持っていることがわかります。
花火の多様な色を出来るだけ再現するならば、ホワイトバランスは白熱灯が(万能ではありませんが)ベストです。
4,AFは切っておく
花火を撮影する時、AFが上手く作動しない場合があるのでAFは切りMF(マニュアルフォーカス)にしておきます。
コンパクトカメラなど無限遠に設定できるときは無限遠にしておきます。
出来ない場合は、無限遠にピントを合わせ、ピントリングが動かないように紙テープなどで固定しておくと便利です。
5,シャッタースピードは1秒から6秒くらい。
打ち上げ花火で好みの差が現れるのがシャッタースピードです。
シャッタースピードが長くなるほど火の粉の光跡が長くなり、見栄えがよくなります。
一方で、シャッタースピードが長く、光跡が長くなると花火ごとの違いがわかりにくくなり、どの花火も似たような写真になりがちです。
そのため、花火競技大会を撮るカメラマンは短めのシャッタースピードを使用する傾向があります。
好みにもよりますが、4秒前後が目安です。
6,比較明合成で花火を重ねる
これは撮影後のデータ処理ですが、しっかりと三脚で固定して撮影しておけば撮影後に比較明合成をすることができます。
複数の写真を重ねる処理で、明るい部分だけが合成される方法です。
これを使えば、複数の花火を一つの写真にすることができます。
スターマインのような幅広く打ち上げる花火などで使うと効果的です。
比較明合成の場合はシャッタースピードを短め、1秒から2秒程度にしておくと綺麗に仕上がります(シャッタースピードが6秒程度の長いものを合成すると真っ白になる可能性があります)。
撮影時に比較明合成することを予め想定しておくと、綺麗に合成できます。
KADOKAWA (2014-06-23)
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