雪を綺麗に撮るテクニックは2つだけ
記録的なドカ雪で大変なことになっています。
雪国育ちなのでドカ雪は何度も経験がありますが、1日で1mも積もるような雪は経験がないし、ましてや雪国でもない地域でのドカ雪ですから被害も大きいようです。
だからというわけではありませんが、今年は関東でも雪が降ることが多いようなので雪の撮影について。
雪を撮る時のポイントは2つ。
一つは露出補正をプラスにすること。
もう一つはフラッシュを使うこと。
では露出補正から解説します。
白いものは露出補正をプラスにする
雪って真っ白ですが、カメラで撮る時に真っ白いものを撮ろうとすると実は上手く撮れません。
雪でなくても、白い紙でいいので試してみてください。
白い紙に何か小さいものを置いてください。
100円玉でも、目薬でもキャラメルでも構いません。
白い紙が画面いっぱいになるように撮ると、何か薄暗い感じにしか撮れません。
カメラが適正露出を見誤るからです。
この減少は画面いっぱいに白いものを撮る時、白ではなくて黒いものを撮る時に起こる現象です。
そこで露出補正を行います。
暗い感じに撮れた場合は、露出補正をプラスにします。
今回は+2.0の露出補正をしています。暗かった写真が明るくなり、キャラメルの箱の色もイメージのものに近くなりました。
雪の写真なら+1から+2くらいでしょうか。
割りと思い切って+に露出補正するのがポイントです。
露出補正を+にすると明るい感じに撮れるようになります。
ちなみに最近のカメラは露出補正を+0.5とか+0.3といった小数で表しますが、古い本などでは分数で表す場合もあります。
降っている雪にはフラッシュを
次のポイントは降っている雪を撮る場合について。
目で見ていると沢山降っているのに、写真にすると雪があまり写っていない、それほど降っていないように見える、なんて事が多々あります。
そんな時はフラッシュを使います。
フラッシュを使うと、フラッシュの光が雪に反射して雪が大きく、止まって写ります。
フラッシュのモードは強制発光やスローシンクロというのがあると思うので、それを使ってください。
夜なら夜景ポートレート、みたいなモードが使えます。
もし外付けのフラッシュを持っているのであれば、マルチ発光という機能があると思うので、これを使うとシャッターが開いている間になんども発光するので、さらに雪が沢山写ります。
三脚を使って数秒程度の露光を行う場合は、手動で発光すれば回数を調整したり、フラッシュの向きを調整したりできます。
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