HOYAの開発したレンズでAF精度が向上する!
日経新聞にこんな記事がありました。
HOYAはズーム撮影などの際のピント合わせがより高精度にできるデジタルカメラ向けレンズを開発した。レンズの中心となる最も厚い部分の加工精度を上げた。複数のレンズを使ってピント合わせをするときの誤差が従来の5分の1に収まるという。8月にも量産を始め、2年以内に月産200万個を目指す。
HOYA、ピント合わせの誤差抑えたデジカメレンズ
レンズ用硝材の加工精度を上げることで、ピントの精度が上がるということのようです。
ミラーレスが普及することで、直接撮像素子でピント合わせが出来るようになり、一眼レフにあるようなボティとレンズの相性によるAF精度の問題よりも、レンズの組み立て精度、さらに踏み込みレンズに使われる硝材の加工精度への要求が高まっているのでしょう。
HOYAはペンタックスのカメラ事業を手放しましたが、以前からやっているカメラ用レンズの製造は続いています。
どのくらいHOYAのシェアがあるのかわかりませんが、月産200万個はものすごい数のように思えるのですが、スマホ向けなども含むのでしょうか?
スマホなどは撮像素子が小さい分、被写界深度が深く、ピントの精度はさほど重要ではないように思えますが。
明るい標準レンズや望遠レンズ、望遠ズームに威力を発揮しそうですが、月産200万個が目標と聞くと、キットレンズに使われるのでしょうか?
8月から量産が始まるということなので、9月に開催されるフォトキナではこれを採用したレンズの発表があるかもしれません。
まずは大三元クラスではないかなぁと予想しています。
スポンサーリンク
関連記事
-
トキナーの24-70mmの詳細が公開、発売ももうそろそろ?
トキナーがAT-X 24-70mm F2.8 PRO FXの仕様について一部公開 …
-
Lensbabyがグルグルボケレンズを発売
Lensbabyが新しいレンズ、Twist 60を発表しました。 Twist 6 …
-
新素材、結晶化ガラスを使ったフィルターをシグマが発表
シグマが結晶化ガラスを使用した保護フィルターを発表しました。 SIGMA WR …
-
3Dプリンターでグリップを作る時代
オープンプラットフォームデジタルカメラAIRを使ったプロジェクト、オリンパスが主 …
-
ブラウザで簡単に使えるフィルムエミュレータが登場
ブラウザで動くフィルムエミュレータです。 Film Emulator このエミュ …
-
DxOがiPhone専用カメラを発売
DxOがiPhone、iPad用の外付けカメラを18日に発表するようです。 こち …
-
シューマッハの事故はカメラが重体を招いた?
週明け13日の米ナスダック市場で、小型カメラを製造する米ゴープロ株が最大16%の …
-
Yongnuo、キヤノン用に続き、ニコン用パクリレンズを開発中
imaging-resourceによると、Yongnuoはニコン用の35mm f …
-
1億5千万画素の超巨大CMOSセンサー
Gpixelという会社が超巨大なCMOSセンサーを発表しました。 150 Meg …
-
Eye-Fiが新しいデスクトップアプリを開発中
古いEye-FiがただのSDカードになるところでしたが、新しいデスクトップアプリ …