ニコン1の新製品、J5が好評

2015/05/12

ニコン1の新製品、J5の評判がすごくいいようです。
撮像素子が新型のものになり、これまでのニコン1とは写りが違う！という評判です。
J5で撮影されたものを見ると確かによくて、ISO400程度なら1200万画素時代のAPS-Cくらい（ニコンならD90）の描写力がありそうです。
あまりにも撮像素子の素性がよくなったことから早くもV4の登場を待っているユーザーも多いようです。

Nikon1 J5 というカメラを買いました。ここ数年で買ってよかったと思うものに、iPad mini や BOSE QuietComfort 20というノイズキャンセリング・イヤフォンがありますが、Nikon1 J5 もそれにつけ加わりそうな予感（秋月）

— 『迷子のカピバラ』 (@capybara_maigo) 2015, 5月 10

レビュー記事

レビュー記事がいくつか上がっているので紹介します。
KASYAPA マップカメラ

フォトヨドバシ
 Nikon 1 J5（実写編）デジカメwatch

Nikon 1 J5 Review
photographyblogの感度別サンプルを見るとISO1600は問題なく使えそうです。J5のダブルレンズキットは標準ズームに換算50mm f1.8というレンズの組み合わせなので、これを選べば屋内での撮影も十分に楽しめそうです。

J5の変更点

これまでのJシリーズとは違いとしては、

約2000万画素の新型センサー
外観がカメラっぽいものに変更
チルト式液晶で自撮り対応
NFCに対応
4k動画を15Pで撮影可能
モードダイヤルが不用意に動きにくくなった

などが挙げられます。

J5の撮像素子は？

ニコン1シリーズでははじめて2000万画素を超えた、2081万画素になりました。
1インチのセンサーではソニーのRX100シリーズも2000万画素ですが、こちらは有効画素数が2010万画素であることから、ソニー製ではない？といわれています。（ただし、RX100シリーズの撮像素子は総画素数が約2100万画素）
ソニー製でなければ、これまで通りアプティナ製か、もしくはニコンで採用することが多くなってきた東芝製でしょうか。
動画は15Pながら4k撮影が可能です。
また画素数が増えていながらもAF追従で秒間20枚、AFなしなら秒間60枚とこれまで通りの異常なほどの連写が可能です。
ニコン1当初からの特長ですが、この強烈な連写性能は魅力的です。

FT1経由で使えないレンズが沢山ある

Fマウントのレンズをニコン1で使用するためのマウントアダプターFT1を使った時にまったく使えないレンズがあるようです。
J5にFT1を介して使用できないNIKKORレンズ
超望遠レンズはほとんど使えないようです。
明記されていない対応しているはずのレンズでも使えない機能がちょくちょくあり、ピントが合いにくいなど相性が悪いレンズもあるようなので、FT1と一緒に使うことを検討されている方はお店で試してみる方がいいかもしれません。
EVFが使えるVシリーズと比べるとJシリーズは超望遠レンズやFT1の需要はそれほどないと思うので、あまり気にすることでもないかもしれません。

J5で気になる点

FT1の他に気になるのはバッテリーが新型になり互換性がなくなったこと。メディアがmicroSDの2点です。
ミラーレスは一眼レフと比べるとバッテリーが持たないので予備が必須ですが、新しいボディが出る度にバッテリーも新しいものにするのはなんとかして欲しいところです。
ニコン1を使い続けているユーザーにとってメリットがありません。
メディアにmicroSDを使うのはJ5以前からですが、microSDカードは小さいけれど使い勝手がいいわけではないのでSDカードにして欲しいなぁと思います。

まとめ

J5シリーズは軽量コンパクトで画質も向上し、マイクロフォーサーズやソニーのRX100シリーズなどと比較しても日常的に使うミラーレスとしてはバランスがとれてきたと思います。
あとは4k動画のフレームレート向上に期待したいところですが、これはメディアへの書き込み速度がボトルネックになっていると思われるので、ファームアップなどでの対応は難しいかもしれません。4k動画の30p化はV4に期待でしょうか。