スマホのHDRとデジカメの未来
中国のスマホメーカーのVivoがSuper HDRという技術を発表しました。
Vivo Reveals AI-Powered Super HDR
なんんでも12回の撮影から1枚の画像を作るというもので、AIを使うことで空や雲や人物や植物などを認識し、それぞれに適した状態のHDR画像を作るもののようです。
確かに人物が入った状態で画面全体に同様にHDR処理を行うとすごく気持ち悪いというか、やりすぎた状態になりがちですが、HDRっぽくするところと、HDRらしさを出さないところと自動的に処理されるのはありがたい機能です。
また単純に12枚も重ねると三脚を使っても被写体ブレは避けられませんが、単純に重ねるわけではなく、むしろシャープにして、かつダイナミックレンジを広げ、ノイズを減らしているようです。
まだまだ色の深みでAPS-Cやフルサイズなどには及ばないと思いますが、いずれはAIが処理を出来るようになるのかもしれません。
このSuper HDRが搭載されるスマホはまだ未定です。このVivoというメーカーは一昨年あたりから躍進しているそうですが、日本にはまだ入っていないようです(技適を取得という意味で)。
デジカメの未来
こうなってくると、いずれはメカニカルシャッターが必要な大きな撮像素子は不利とされる時代が来るかもしれません。ミラーボックスがある一眼レフはミラーレスに較べて不利、というのが現実になってきたことを考えると、メカニカルシャッターが邪魔になる時は来るのでしょう。
こういったソフトウェアを活かす方向ではソニーよりもパナソニックが強そうです。新しいG9の深度合成やハイレゾモードがなかなかすごそうです。ただフラッシュを使った場合にも同じように出来るのか気になるところ。もちろんフラッシュの性能次第だとは思いますが、フラッシュを使ってもしっかりとそれらの機能が活かせるならブツ撮りで活かされるでしょう。
スマホの撮影がいくら進化しても、フラッシュを使った撮影を使わずに再現することは難しいと思うので、デジカメはよりフラッシュが使いやすいものに、フラッシュを使った撮影の幅が広がればと思います。
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