デジカメ選びで迷っているなら個性がハッキリとしたレンズ一体型デジカメもオススメ
デジカメが欲しいけど、いまいち違いがわからないという意見を見かけるのでデジタルカメラの特長で6種類にわけてみました。
- コンパクトデジカメ
- 高倍率デジカメ
- 高級コンパクトデジカメ
- 防水デジカメ
- ミラーレス
- デジタル一眼レフ
ミラーレスとデジタル一眼レフはレンズ交換式で、それ以外はレンズ一体型です。
今回はレンズ一体型デジカメのコンパクトデジカメ、高倍率デジカメ、高級デジカメ、防水デジカメの特長と、向いている用途について解説してみました。
コンパクトデジカメ
コンパクトデジカメは最も廉価なデジカメで、特長らしい特長がなく画質もスマホと大きな差は感じられないことから最近はスマホに押されて全く売れなくなってきました。
1万円前後のものが中心です。
スマホとは別にデジカメを持ちたいという用途に向いていますが、スマホと比べて操作が簡単というわけでもなく、中途半端かもしれません。
スマホとの違いは、基本的に物理ボタンで操作するので、スマホのタッチ操作が苦手という方に向いています。
スマホと違いはズームレンズなのでアップで撮りやすいことも挙げられます。
高倍率デジカメ
売れなくなってきているデジカメ界ではコンスタントに売れています。売れている理由は高倍率デジカメには撮る楽しさがあるからでしょう。
デジタル一眼レフのフラッグシップモデルを使っている人でも高倍率デジカメを楽しんでいる方は沢山いるくらいで、高倍率デジカメは画質とは別の楽しさが魅力です。
デジカメの中では売れ行きが落ちていないジャンルなので、最近ではニコンやキヤノンが力を入れた新製品を発表しています。
ニコンのP900は83倍ズーム、キヤノンのSX60は65倍ズーム、とデジタル一眼レフでは考えられない高倍率ズームレンズが魅力です。
以前から高倍率デジカメに力を入れていたパナソニックはFZ1000が評判です。FZ1000は16倍ズームですが、センサーが1インチと大きめのものを使用しているため画質がよく、4k動画の撮影もできることから人気があります。
デジタル一眼レフやミラーレスでは実現不可能な高倍率レンズなので、これ1台があれば旅先で料理から、近寄れない観光名所や野鳥までカバー出来ます。旅行の他にもイベントにはピッタリなデジカメです。
超望遠なのに軽く、手ぶれ補正もしっかりと効くので、気軽に手持ちでも超望遠撮影を楽しめます。
便利さを優先しているため画質に関しては他のジャンルのデジカメに劣るところがありますが、撮る面白さなら一番です。
望遠2000mmのニコンP900か望遠端は400mmですが1インチセンサーのパナソニックFZ1000がオススメです。
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高級コンパクトデジカメ
高級コンパクトデジカメの流れを作ったのがリコーのGR DIGITALでした。単焦点レンズを使い、ダイヤルを2つもうけ上級者にも納得の操作性を持つデジカメで、現在は5代目となるGRが販売されています。
GRD以降、単焦点レンズを使ったものが高級コンパクトデジカメとして販売されることが多かったのですが、最近ではソニーのRX100シリーズのようなズームレンズを用いたものが主流です。
RX100の他にはパナソニックのLX100、キヤノンのG7X、G1 X Mark II、などが人気です。
人気の理由は画質と、操作性です。
LX100はマイクロフォーサーズと同じサイズの撮像素子を使い、G1 X Mark IIはそれよりも大きいセンサーサイズになっていて、ミラーレスと同等の画質が得られます。
ソニーのRX100シリーズやキヤノンのG7Xは1インチのセンサーですが、明るいズームレンズを使うことで画質でミラーレスに追いつこうという意気込みの有るデジカメです。
ミラーレスと違い、レンズが縮んで収納されるので、電源を切れば出っ張りが少なくコンパクトになります。
ミラーレスが欲しいけどレンズ交換はしないかもしれない、という方に向いています。また、操作性がよいことから、上級者のサブカメラとして使われています。
上級者に人気ですが操作が難しいというわけではなく、ミラーレスと比べるとピンぼけしにくく、最短撮影距離も短いので使いやすいデジカメです。
テーブルフォトや自撮りも手軽に使うことが出来るのでお出かけにもいいですし、コンパクトで軽いので毎日持ち歩くのも最適です。
ソニーのRX100m3が人気ですが、キヤノンのG7Xが価格とのバランスがとれているのでオススメです。
また元祖高級デジカメのGRは本当に使いやすく、APS-Cのデジタル一眼レフに標準ズームレンズの組み合わせには負けない画質でコンパクト。単焦点でも構わないという方なら価格もG7Xなみに落ちているので文句なしにオススメです。
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防水デジカメ
防水デジカメはオリンパスとペンタックスが力を入れています。
耐衝撃、耐水性のあるデジカメでアウトドア向けのデジカメです。最近はGoProに代表されるアクションカムに人気がありますが、防水デジカメもまだ人気があります。
ちなみに、ソニーとパナソニックはGoProのようなアクションカムに力を入れています。
アクションカムとの違いは防水デジカメには液晶モニターが付いていること、ズームレンズが採用されていることなどが挙げられます。
またアクションカムが動画向けに対し、防水デジカメは写真向けなので内蔵フラッシュが付いていたりペンタックスはマクロ用にLEDが付いています。
耐衝撃、防水性能があるので釣りやアウトドアや、環境が悪い場所での業務用に向いています。
防水デジカメ用に水に沈みにくいフロートストラップが販売されているので、釣りやラフティングのようなハードな用途にも使えます。
煙も気にせずに使えるのでバーベキューなんかにも使える丈夫なデジカメです。
オススメはアクセサリーが充実しているオリンパスのTG-4 Toughです。
アクセサリーにはシリコンジャケットの他フィルターを付けるためのアダプター、専用のフィッシュアイコンバーター、テレコンまであります。
フィッシュアイコンバーターは防水なので画角が狭くなる水中でも使えますし、自撮りにも使える嬉しいオプションです。
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まとめ
レンズ一体型デジカメは基本的にミラーレスやデジタル一眼レフに画質では敵いませんが、使い勝手や持ち出しやすさ、楽しさでは負けない部分が沢山あります。
特に高倍率デジカメ、防水デジカメはミラーレスやデジタル一眼レフでは不可能なデジカメなので、撮る楽しさを感じられるはずです。
撮影のために出かけるというよりも、普段の行動範囲内で撮る楽しみが増えるデジカメだと思います。
日常的にデジカメを持ち歩きたい!という方はミラーレスやデジタル一眼レフだけでなく、これらのデジカメも検討してみてください。
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