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デジタルカメラを使いこなすコツのあれこれを紹介

クリップオンストロボをカメラから離して使う方法

   

ストロボをカメラから離して使うメリットを書きましたが、具体的ストロボをカメラから離して使うための道具について解説します。

クリップオンストロボをカメラから離す方法

クリップオンストロボをカメラから離して使うには

  • シューコードの利用
  • スレーブ発光
  • 赤外線
  • ラジオスレーブ

シューコードの利用

昔からの方法でシンクロケーブル、シューコードというものを利用します。
シンクロケーブルはTTLに対応しませんが、シューコードはTTLに対応するため、カメラから少し離す場合、ブラケットに付ける場合などに使われます。
有線によるのでシンクロケーブルが邪魔になる、動きにくいというデメリットがあります。
シューコードはクリップオンストロボをブラケットと呼ばれる部品に取り付け、レンズに近い位置になるようにする時に使われます。影を作るというよりは、影を作らない撮り方ですね。

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スレーブ発光

スレーブ発光はフラッシュの光に反応して光る機能です。
大抵のクリップオンストロボでスレーブ発光が使えるため、内蔵フラッシュに反応させるなど汎用性の高い方法です。
デメリットとしては、フラッシュの発光や蛍光灯を付けたときの光など、他の人が撮影していると反応、誤発光することです。
またTTLは使えません。

赤外線

赤外線を利用したリモート発光はカメラメーカー純正の方法です。
コマンダーとなる内蔵フラッシュやカメラに付けたクリップオンストロボから各ストロボの発光量などを調整できることが一番のメリットです。
しかし、赤外線なので明るい場所や距離が離れると発光しないケースが出てくることがデメリットです。
また純正ストロボだけが対応しているので、社外品はつかず、道具を揃えるには高額になってきます。

ラジオスレーブ

最近流行っているのがラジオスレーブの利用です。
ラジオスレーブは電波を利用するため距離が離れていても使えるというメリットがあります。
製品によってはカメラに取り付けるトリガーから各ストロボの発光量を調整できるものや、TTLに対応した製品もあります。
一方で、技適への対応という問題があります。
Amazonなどで販売されているラジオスレーブの多くは技適を取得していないため、使用すると法に問われる可能性があります(販売自体は問題ないので使用者の問題となります)。
また、多くのラジオスレーブが2.4GHzを採用していますが、WiFiやbluetoothなども同帯域を使用しているので、人が多く混んでいる場所では混線、発光しない場合があります。
混線は技適の有無に関係しない問題で、2.4GHz以外を使うというのも現実的ではないので、

技適を取得しているラジオスレーブ

Cactus V6

V6はコマンダーとレシーバーを兼ねたラジオスレーブで、TTLスルーが搭載されている点が少し珍しいです。
TTLスルーを使うことでカメラにV6+純正ストロボという組み合わせをすると純正ストロボはTTLで発光させ、V6はコマンダーとして働きレシーバー用の別のV6を付けたクリップオンストロボをマニュアル発光させることが可能になります。
V6に登録してあるストロボならコマンダー側から発光量の調整が可能。
技適を取得しているラジオスレーブとしては最も使いやすい製品だと

Cactus ワイヤレスライティングトランシーバーV6
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ニッシンDi700A

ニッシンのDi700AはコマンダーのAir1を使うことでリモート発光が可能です。
難点は現在のところDi700Aしか対応していない点。
今後単体レシーバーが発売されたら使い勝手はかなりよくなると思います。
今後は同社マシンガンストロボ、MG8000や、40iも対応したものにアップデートされるでしょう。

オススメは

最初はストロボに付いているスレーブ発光機能を利用するのがオススメです。
機材の追加もライトスタンドくらいなのでお手軽にストロボのオフカメラ始めることが出来ます。
YONGNUO SPEEDLITE YN-560 IIのような中国製の安いストロボにもスレーブ発光機能が付いています。
まずは「習うより慣れろ」の精神で試して、実感するとストロボの使い方の理解が進むと思います。

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