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デジタルカメラを使いこなすコツのあれこれを紹介

lightroom以外のRAW現像ソフトの特徴

   

RAW現像ソフトといえばAdobeのlightroomですが、それ以外の現像ソフトも沢山あります。
そこでLightroom以外のRAW現像ソフトの特徴をまとめました。

Capture One Pro

中判デジタルカメラのPhase Oneが出しているRAW現像ソフトのためプロ用のイメージがありますが一般的なデジタル一眼レフなどの現像も可能です。
Capture One Pro
以前はライカのM8などにバンドルされていたこともあり、デジタルライカユーザーや、Lightroom以外の現像ソフトを試した結果、Capture Oneに落ち着いたユーザーが多い印象がありあす。
ソニー向けにはCapture One Express (for Sony)というものもあります。α7シリーズなどのユーザーは無料で使うことができます。テザー撮影が使えないなどProとは一部が異なりますが、Pro版へのアップグレードも可能です。
Capture One Express (for Sony)対応カメラ
Capture Oneの特長は解像感が高い画像が得られること、ファイルの読み込みやJPGの生成が早いことが挙げられます。
Capture Oneは高い解像感ながら不自然にならないシャープネスのためネイチャーやファッション写真の分野での人気があります。処理枚数が多い人はソフトの軽さも非常に魅力的です。
デメリットとしては値段が高いことが挙げられます。
パッケージ版だと4万円程度と他の現像ソフトの二倍程度と高いため、ソニーユーザーならCapture One Express (for Sony)からのアップグレードを考えてもいいかと思います。
また、30日間の試用の他、Adobeのように月額8ユーロでも使えるので以前よりは手がだしやすくなってはいます。
また、Capture Oneは時々半額セールをやるので、その時を狙うのもいいかもしれません。

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SILKYPIX

SILKYPIXは国産の現像ソフトで、以前は沢山の人が使っている印象がありましたが、Lightroomが登場してからはユーザーが減っているような感じがします。
最近ではパナソニックやペンタックス、富士フイルムなどがボディに同梱していますので、触れたことのあるユーザーは多いかもしれません。
国産らしく?掲示板などを含むオフィシャルのユーザーコミュニティが用意されているので、使い方や設定などの参考になるかもしれません。
SILKYPIXにはLightroomのプリセットに相当する パラメータ・コントロールという機能があり、日本語でわかりやすいく作られています。
しかし、ソフト自体の安定感が悪く、落ちやすいというデメリットが。

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DxO Optics Pro

DxOMarkで有名なDxOの画像処理ソフトにはRAW現像用のDxO OpticsPro、DxO FilmPack、DxO ViewPoint の3種類があります。
DxO FilmPackはフィルムシュミレーションソフトで、
DxO ViewPointは広角レンズ特有のパース(遠近感)やディストーション(歪曲)を補正するソフトです。超広角ズームレンズが増えている現在、面白いソフトだと思います。
DxO Optics ProはLightroomのプラグインのようにも使えますし、スタンドアローンとしても使えます。またDxO FilmPackとの連携も可能です。
DxO Optics Pro の特長はデフォルトの設定で他のRAW現像ソフトとちょっと違った雰囲気に仕上がる点です。
だんだんとRAW現像ソフトの個性が少なくなってきている、と言われていますが、DxOだけは未だに個性が強いようです。そのためLightroomと併用しているという方もいます。Lightroomとの連携が可能なので、併用でも使いやすくなりました。
またPRIMEというノイズリダクション機能に人気があります。
ノイズを減らしつつ、解像感やコントラストはしっかりと保つことができる処理ですが、非常に重い処理(PCや画素数によりますが3分~5分程度)となっているのが難点です。

Lightroom

Lightroomの一番の特長はユーザーが多いこと。そのため本やネット上の情報が充実しています。雑誌の記事でも使われるのは大抵Lightroomです。(たまにSILKYPIXの記事があるくらいで、他の現像ソフトについては触れられることはありません)
ユーザーが多いと、使い方やコツを人に聞くということが出来るのは有利です。
また、プラグインも豊富にあることも見逃せません。Capture One Proにもプラグインはあるのですが、ほぼプロ向けというものばかりで、お値段も業務用という感じです。
また、Lightroom用のプリセットは沢山公開されているので、それらのプリセットをあてるだけでも写真の印象をガラッと変えることができます。
Lightroomの特長はこういったシャアが大きいという部分が活きています。

まとめ

現像ソフトによってシャープネスやハイライトの処理、ノイズリダクションなどの差はありますが、最終的には使い勝手なども含め、好みで選ぶことになると思います。
Lightroom以外のRAW現像ソフトが気になったら、とりあえず30日間の試用からはじめてみてはどうでしょうか。
今回取り上げた中ではDxO Optics Proは試してみる価値はあると思います。

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