ついにDJIが独自マウントのカメラを発売
2017/11/12
DJIが Zenmuse X7というINSPIRE 2用ジンバル一体型カメラを発表しました。
スーパー35mm相当で2400万画素の撮像素子を使用し、6KのCinemaDNG Rawでの撮影が可能とのこと。2400万画素でのスチル撮影も可能。GH5の6kフォトが約1600万画素なので、それを上回ります。
一番の注目はマウントです。これまでDJIは同様のカメラをマイクロフォーサーズで作っていましたが、今回のX7は独自のDLマウントというものを採用しています。
フランジバックは16.84mmと非常に短いですが、流石にマイクロフォーサーズのレンズが使えるマウントアダプターは無理でしょう。
新しいマウントなので同時に換算16mm、24mm,、35mm、50mmの単焦点レンズも発売します。16mmにはNDフィルターを内蔵、16mm以外はメカニカルシャッターを備えているとのこと。恐らくレンズシャッターでしょう。ということはボディ側にはメカニカルシャッターはないと思われます。
またレンズの外装はカーボンファイバーを使用、駆動部分は耐久性を高めるために露出していないとのこと。さらに4つのレンズはジンバルでの使用を考えて重量バランスが同じになるように調整しているそうです。
また、光学性能では8kへの対応を謳っています。
レンズは4つセットで548,000円と1つ10万円以上しますが、動画撮影用であることを考えるとそれほど高いというわけでもありません。
さらに、テクニカラーとの協業でDJI Cinema Color Systemというものを開発し、プロ向けのカメラに近い再現が可能になったとのこと。このDJI Cinema Color Systemは以前から販売しているカメラにもファームアップで対応予定となっています。
ほぼプロ向けのカメラですが、新しいマウントの採用で囲い込みを狙っているのでしょう。今回はドローン用ですが今後は手持ち用のカメラとレンズも開発するでしょう?さらにコンシューマー向けのカメラを出すのか気になるところです。
追記
DXOMARKで好成績です。APS-Cの最高得点が87ですが、86を獲得。
DJI Zenmuse X7 Tests and Reviewa
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